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志に応え、あらたな価値の 創造をめざす。
高知工科大学起業マネジメントコースは、組織や社会における高度で複雑な課題を解決し、
新たな価値を創造するリーダーを育成する、社会人のための大学院です。
豊富な実務経験を有する実務家教員と深い知見を持つ研究者教員をバランスよく配置し、
少人数制による丁寧な研究指導と体系化されたカリキュラムを通じて
マネジメントの理論と実践力を磨きます。
“10 年先取り” の高知で
新時代の魁となる社会人大学院に取り組む。
1999年4月、本学は大学院工学研究科を開設し、基盤工学専攻のひとつとして起業家コースを設置しました。技術と経営とを融合した起業工学を提唱し、起業実践を目標とした同コースはわが国においてきわめて先駆的な試みでした。 その後、時代の変化とともに、中小企業の第二創業や事業承継、NPOによる社会的事業の立ち上げ、あるいは行政による地域活性化事業など様々な研究論文テーマが登場し、起業概念も拡張してきました。すなわち本学が提唱する起業とは、会社の設立を指すにとどまらず、様々な組織が自らの抱える課題を解決し変化に適応するあり方をも含むように進化してきたのです。そこで2017年4月より、起業家コースを起業マネジメントコースと改称 し、これからの脱成長の時代にさらに魁となる社会人のための大学院に取り組むこととしました。起業とは新しい価値を創造することにほかなりません。その価値創造を不断に実現していくことがマネジメントの真髄です。そしてこのようなマネジメントを体得した人材が輩出する場となることが私たちの目指すところです。 高知県は、人口減少や少子高齢化など日本がこれから直面する課題を10年先取りしているとも言われます。だからこそ、高知であらたな価値の創造に向けて起業マネジメントを学び、研究することの意味は大きいといえます。 多くの社会人の皆様に、最良の学びの場と機会を提供できるよう努力してまいります。 |
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那須 清吾 教授
コース長 那須清吾教授 インタビュー
多様性こそ、価値創造を成功に導く鍵。
起業と言うと、一度きりの行為という印象が強いのですが、我々は不断に新たな事業を企て続けることを起業ととらえています。つまり、起業=価値創造と見ることで、既存の企業が抱える事業創造、業態転換、経営革新などのさまざまな課題解決に向けた取り組みも対象範囲とする ことができると思うのです。